フランス料理では不可欠なもの、フォン・ド・ヴォー。
フォン・ド・ヴォー(仏:fond de veau)は、仔牛のフォン(出汁)の事です。
届いた仔牛の骨は水で汚れを流します。
仔牛の骨やスジを焼き色がつくまで炒め(またはオーブンで焼き)、さらに野菜を入れて炒め、水に入れ、弱火でゆっくり煮込みます。
アクや余分な脂肪を根気良く取り除きながら、汁が濁らないように注意して長時間煮込みます。
2日間要する大変な仕込みです。
・・・フォンを取っている時はいい香りが店中漂っていています♪
ちなみに仔羊の出汁はフォン・ダニョー(fond d'agneau)、シカ、イノシシ、ウサギやウズラなど野鳥獣の出汁はフォン・ド・ジビエ(fond de gibier)と呼ばれます。
他には、鶏のフォン(フォン・ド・ボライユ:fond de volaille)や魚のフォン(フュメ・ド・ポアソン(fumet de poisson)があります。
これらはお料理のソースなどに使います。