今日もシェフが沢山のお魚を買ってきてくれました。
その中に、このオコゼも。。。
ドアップでビックリ!!
とても醜い、もしかして魚の中では右にでるものが無いほど醜い魚、オコゼ。
漢字で書くと虎魚。
顔も岩のようにボコボコで背びれには毒をもったトゲがあります。
しかも泳ぐ姿もとっても不細工らしいです。。。。
オコゼは山の神にまつわるお話がいろいろあります。
古川柳には、「山の神おこぜばかりを食につけ」というのがありますし、
御伽草子(おとぎぞうし)には、山の神様が、オコゼ姫に求愛する話があるそうです。
さらには、猟師が豊富な獲物の収穫を祈って、山の神にオコゼを供えたとか。
連日の時化で漁にでられないときには、海が穏やかになることを祈願して、やはりオコゼを山の神に供えたといいます。
でもこのお姿のオコゼ様、なんとも美味しいお魚です!
身はもちろんですが、丸ごとから揚げにすると頭ごと全て美味しく頂けます。
その醜い姿を超越して、なんたる美味真髄の魚!!