フランスのK君よりメールが届きました。
最近はこのレポートを楽しみにしているお客様が多くなってきました♪
一緒に応援して下さい♪
日本は甲子園も終わり夏もそろそろ秋に変わり始める頃でしょ
うか
今回は先日少し触れました耕作請負人(馬師)エリック・マルタ
ンとの日々について紹介します。
最近ブルゴーニュも他の地域(特にロワール)の影響を受け自然
に近い農法が取り入れられているのはご存知の通りだと思いま
す。
そしてこの耕作を馬で行う事は単純に説明しますと畑にトラク
ターを一切使わない事を意味します。
この事はより自然に近い農法を意味します。
ではトラクターを使う事の長所と短所の簡単に説明しますと長
所は効率がとてもいい事、経費が削減出来る事でしょうか。
短所はトラクターを使うと土壌が強く踏み固められてしまいま
す。
そうなると土中の微生物が窒息する可能性が出て来ます。
又葡萄の木にダメージを被る可能性があります。
他にトラクターは葡萄の木を跨いで畑で作業するので思い通り
に葡萄の木を仕立てられない事は事実です。
一方馬で耕作する長所と短所は以上の事を踏まえつつ述べると
仕事の効率は確実に悪いですが葡萄の木々の状態を的確に把握
し彼はそれをドメーヌに報告します。
彼は職人気質が強くもしトラクターが入っていればその場所に
は馬を入れません。
また彼が耕作した後にトラクターを入れたとしたら彼はそのド
メーヌとの契約を打ち切るでしょう。
又ドメーヌと契約する際自分の意思をしっかり伝えお互いの同
意が無い限り契約はしません。
彼は約十数件のドメーヌと契約していますが僕が知っているド
メーヌはドゥニ・モルテ、ブルーノ・クレール、ヴォギュエ、
ブルーノ・クラブリエやメオ・カミュゼ等です。
一緒に仕事を何度かしましたがとてもハードの一言に尽きます
が遣り甲斐がありました!!!
因み一緒にした畑はブルーノ・クレールのクロ・ド・ベーズと
ドゥニ・モルテのラヴォー・サンジャック(写真はここです)を
しました。
ロマネ・コンティやコント・リジェ・ベレールも自分の耕作馬
を持っている様です。
簡単ではありましたが馬師との体験記でした。
ちなみにこの肉体美(?)をさらけ出しているのがK君です。。。
凄いね!Kちゃん!
本には無い原点を体験しているね!
前回の素晴らしいドメーヌでの体験やこの馬師との出会いは彼にとって凄い財産になる事と思います。
ユーロが安くなったら(笑)フランスに逢いに行くね!!